今年度、今田小学校は、県教育委員会の指定を受け、「地域の特色を生かした食育推進事業」の取組を進めてきました。1月27日(月)に、その取組の内容や実践による成果・課題を報告する研究発表会を開催しました。丹波篠山市や丹波市を中心に県下の学校から約60名の先生方にお越しいただき、授業の公開や取組の報告をしました。
2年の生活科「『いのち』をつなぐたべもの」、3年の総合的な学習の時間「今田黒豆はかせになろう」、6年の総合的な学習の時間「夢発見プロジェクト」の3つの学年の授業を公開しました。
2年生は、校区内にある丹波篠山牛を育てる古家後農場の見学で学んだことや今年度続けてきた食育絵本の読み聞かせで知ったことをもとに「いのち」や「食べる」ことについて考え、給食の個人目標を決めました。
3年生は、校区内にある構井農場にお世話になって取り組んだ黒豆の栽培活動で学んだことや栄養教諭から教えてもらった栄養バランスのことを考えながら、黒豆を使った給食献立を発案しました。
6年生は、丹波焼で食卓を彩る食器を作られている丹波焼の窯元の方から仕事に対する思いを聞き、働くことの意味についての心情を深め、自分の将来の夢に向けての目標を考えました。
授業公開の後の全体会では、今田小学校が取り組んだ実践の発表や、「ふるさと今田の特色を生かした食育」をテーマにパネルディスカッションを行いました。
実践発表では、今田小学校の食育の指導計画や授業実践での工夫、掲示物の効果的な活用について紹介しながら、成果と思われることや課題と考えることを報告しました。
パネルディスカッションは、今年度の今田小学校の食育の取組に対して指導や助言をいただいてきた武庫川女子大学の藤本勇二教授に司会をしていただき、パネラーは、地域農家、丹波焼窯元、栄養教諭、本校教諭の4名で行いました。小学校との関わりの中で、思われていることや課題と感じること、今後してみたいことなど発言していただきました。ご協力いただいた大内さん、大西さん、本当にありがとうございました。