小学校3学期始業式

新年あけましておめでとうございます。
令和5年、2023年の幕開けです。
今年は卯年(うさぎ年)。卯年は、芽を出した植物の茎や葉が目に見えて大きく成長する年、つまりぐんぐんと成長する年だと言われています。また、うさぎは跳びはねることから、飛躍する年とも言われています。
今年の3学期の日数は、6年生が51日、1~5年生は52日です。3学期は、今年度の締めくくりの学期であり、同時に新しい1年である令和5年がスタートする学期です。6年生にとっては、小学校生活の締めくくりの学期であり、中学校へと向かうスタートの学期です。1~5年生にとっては、今の学年の締めくくりの学期であり、新しい次の学年の準備をする学期です。いい締めくくりをして、いいスタートが切れるようにしてほしいと思っています。

締めくくりであり、スタートである3学期。今田っ子のみなさんに願うことは、「たのもしい」今田っ子になろうと努力し続けてほしい、そして自分自身の「新時代」をひらいてほしいということです。
作家の司馬遼太郎氏が小学生の子供たちに向けて書いた「二十一世紀に生きる君たちへ」には、次のようなことが書かれています。「たのもしい」人になるためには「自分に厳しく、相手にはやさしく」が基本であること、自分に厳しく相手にはやさしくできるように、「すなおでかしこい」自分になるよう自分自身を訓練することが、「たのもしい」自分を確立することにつながる、と。
上級生や友達の姿を見て「たのもしいな」「かっこいいな」「すてきだな」と思うのはどのようなときでしょうか。それは、その上級生や友達が示す周りの人たちへのやさしさが感じられる言葉や行動にふれたとき、また、上級生や友達の自分自身に対する厳しさが感じられる言葉や行動にふれたときではないでしょうか。そうした言葉かけや行動ができる「たのもしい」自分をめざしてほしいと思っています。

「たのもしい」自分になるために大切なことは、当たり前のことが当たり前にできるようになることです。あいさつをしっかりすること、掃除や後片付けがきちんとできること、時間を守ること、どれも当たり前のことですが、当たり前に守ることはなかなか難しいことでもあります。でも、自分に厳しくきっちりとしていくことで、相手にやさしくなれる自分になることができます。締めくくりであり、スタートである3学期。みんなでがんばっていきましょう。そして、今日より明日、明日より明後日の自分が、今より少し伸びているように、自分を磨く3学期にしていきましょう。

「たのもしい」自分になろうと努力し続けることが、自分自身の「新時代」をひらくことにつながります!自分を磨いて、飛躍する1年にしていきましょう。