反対の立場を考えて意見文を書こう

5年生の国語です。今日は「反対の立場を考えて意見文を書こう」です。

この学習は、子供たちそれぞれが考える意見に対して、反対の思いを持つ人もいます。そんなとき、反対の立場の人に説明して理解してもらうためには、どのように意見文を作ればいいのか、考える学習です。

「読書はまんがでもよいか」「おこづかいは必要か」「将来住むなら都会か田舎か」「『こども』はいつまでか」・・・などといったお題に対して、子供たちは自分なりの意見を持ちました。そして、自分が考えた意見に対してはどのような反対が想定されるか、また、その反対意見に対してどのように説明し納得してもらのがいいのかを考えました。それを前回の国語で考えたので、今日の国語は、グループを作って、グループの中で他にどんな反対意見が考えられるか、また反対意見にどのように説明していけば良いかを交流し、自分の考えをより骨太なものにしていきました。

算数の学習の中で「正解」はありますが、私たちが暮らす社会の中で「正解」というものは数少ないです。社会の諸問題については、人それぞれの意見があり、立場が異なれば正反対の意見となることもしばしばです。そんな中でみんなの意見をまとめるとこうなるかな、という「納得解」や「最適解」を導き出すことが求められます。今日の学習は、相手の立場を理解しつつ、最も良い答えを導き出していくことにつながる学習ということができます。こうした学習を繰り返しながら、社会の中で生きて働く力を身につけていきます。